ものごとの はじまりとおわり。

ほらね。

今年がおわるでしょう??

私が9月に 言ってたことを 覚えていますか。

毎年、9月がくると一年が終わります。(笑)

もう 終わりますね。

私からも 豆市の お礼を。

大盛況で 楽しい一日となりました。

ありがとうございます。

 

 

私事ですが 

水曜日に 葬儀に参列しました。

祖母の義姉。95歳でした。

とてもとても 穏やかで やさしい おばあちゃんでした。

祖母の実家は 玄海の離島 『地の島』 というところです。

人口200人ほどの 病院も警察もコンビニもない

小さな小さな島です。

私の大好きな 場所です。

環境が素晴しいので この島のお年寄りは

みんな 長生きです。

排気ガスも 騒音も 電磁波も ストレスも

ないからでしょう。

本当に 素敵な場所です。

島特有なのかは わかりませんが

葬儀1つを とってみても 独特な点が

多々あります。

90も過ぎると もちろん悲しいことですが

『死』も 大往生と いうことで

お祭りに近いものを感じます。

そこには不謹慎なんて 言葉はほど遠い

人生を謳歌した 故人への敬意や賞賛、

たくさんの ねぎらいと共に

新しい旅立ちを 見守るという

想いを感じます。

出棺の時、2度と使うことはない お別れと

『向こう』で使うものとして

今まで故人の愛用していた お茶碗を

玄関で割ります。

極楽浄土への道の 『杖』となるよう

丈の長い   花を入れます。

遺族は 小さく切った半紙を 額に掲げてもち

故人を想い清らかな気持ちを ささげます。

昔は髪を切って入れていたそうです。

『煩悩を断ち切る』 という表しだそうです。

きっと 私でさえ気がついてない

『島』特有の ならわしが あると思います。

そういうの すごく好きです。

なくならないでほしいと思います。

だけど 自然とか風習とか

なくならないでほしい と思うのは

『外』 にいる 私達の勝手なエゴだとも 感じます。

 

 

 

朝になって 夜が来る。

一日の はじまりとおわり。

12月になり 1月がくる。

一年の はじまりとおわり。

人が生まれて 死がくる。

一生の はじまりとおわり。

 

全部 おんなじことだと わかりました。

はじまりがあって おわりがくる。

でも おわりは 終わりではなく

また はじまりでもある。

そうやって ぐるぐる ぐるぐる まわるんですね。

私は どうやって おわり を 迎えるんだろう。

 

 

私が出会った言葉が あります。

あなたが生まれたとき

あなたは泣いて みんなは わらっていたでしょう。

あなたが死ぬとき

みんなは泣いて あなたはわらっている。

そんな人生を 送りなさい。

 

 

 

アメリカ先住民の言葉だそうですが

忘れられない 言葉です。

 

土地 土地 の風習 教え 様々ですが

先人の教えは いつでも たとえ国が違っていても

心に響くと 思います。

 

フジエおばあちゃん 

ありがとう。楽しい旅になりますように。

また あう日まで。                                E

 

かなり 個人的な内容になってしまって

すみません。  

2010年12月 2日 11:35  カテゴリー: | コメント(0) |

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